患者様にはその都度お伝えしている「移植後、AIH後、タイミング後のセルフケア」についてまとめて記しました。
①目を使いすぎない。
不安になったり、細かな身体の変化が気になって、ネットサーフィンしすぎる時期です。
でも、目の使い過ぎは良くありません。使いすぎる上半身に気が偏ってしまい、下半身が弱ってしまいます。また、全体的なエネルギーを消耗してしまい、下半身がエネルギー不足になります。
不安になるのは仕方ありませんし、ついついネットを見てしまう気持ちも、すご~く、わかります。けれど大事な時期ですから、ネットをついつい見てしまっても10分だけ。その後の使用は3時間ぐらいはあけてください。
なお、仕事の場合は仕方ないので、それ以外は目を酷使せず、帰宅してからはゆっくり休んでください。
②早寝早起き。
特に夜更かしは良くありません。
夜にしっかりと休息をとることで体力は回復し、エネルギーが蓄えられます。夜はホルモンがたくさん出ます。せめて11時には横になってください。(寝ながらスマホとかは駄目ですよ。目も疲れて睡眠もとれません)
③規則正しい食事。冷たいものは控える。
食べたものは身体を動かし機能させるエネルギー源となります。
バランスの取れた食事を規則正しくとり、食べ過ぎず、身体や子宮・卵巣に十分なエネルギーを供給してください。冷たいものの取りすぎは胃腸に負担がかかりますし、体も冷えますから注意してください。
④質の良い呼吸。
不安が高まったり、緊張すると呼吸はどうしても早く浅くなります。
そうすると気や血の巡りも悪くなり、体、子宮、卵巣の働きに影響が出る場合があります。呼吸で得た気は生殖に関するエネルギー源の一つにもなります。緊張しているときこそ、深く良い呼吸をしてください(酸素カプセルに入るのもおすすめです)。
⑤適度な運動。
過激な運動ではなく、なるべく歩くことを心掛けてください。
疲れない程度に楽しくのんびり、散歩的な感じです。出かける先に歩いていくなど、日常生活の中で歩くということを取り入れてください。
下半身の血流が良くなりますし、もちろん気のめぐりも良くなります。ストレス発散、気分転換にもなります。
⑥下半身を冷やさない。
下半身を冷やさない服装で過ごしてください。過度に温める必要はありません。
温めようとサウナ、ホットヨガ、岩盤浴、入浴などで発汗させるのは良くありません。過度な発汗は体力を消耗します。体に負担の少ない、足湯などはおすすめです。
⑦楽しく過ごす。
色々と不安な時ですが、気分転換しながら、楽しく過ごしてください。その方が気や血の巡りも良くなります。
また、上記のケアをこなそうと頑張りすぎないこと。義務になって疲れては余計にストレスがかかります。気分転換的な意味も含めて楽しく生活に取り入れてください。
⑧鍼灸治療について
定期的に治療をして身体を作っていく、ということが大前提になりますが、それプラスアルファーで、移植後、AIH後、タイミング後には鍼灸治療をおすすめします。
下半身のエネルギーを蓄え、それぞれの体質に合わせて着床しやすい環境を作っていきます。治療のタイミングや回数は担当の鍼灸師にご相談ください。
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